住宅資金の前にライフプランを考えよう

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住宅取得計画においてライフプランを考える重要性について説明します。

 

住宅取得は人生でも最も高額な買い物の一つですが、住宅取得以外でも子供の学校や老後、車、冠婚葬祭など、お金の出ていくイベントはたくさんあります。そして、大体どの時期にどの支出が必要になるかは、前もって分かるものです。

 

これらを「ライフプラン」としてまとめることが、住宅取得計画を考えるうえではとても重要になります。どの時期にどのようなお金が必要か、それをどのように貯めていけるかをライフプランを通じて夫婦間で共有することで、余裕を持って生活を送ることができますし、夫婦の絆も深まるでしょう。

 

では、ライフプランを考えるうえで特に重視すべきポイントや作り方について見ていきましょう。

なぜライフプランが必要なのか?

ライフプランが必要なのは、住宅購入が多くの人にとって「大きな買い物」だからです。

 

もしも自分の収入や貯金額に見合わない家を買ってしまったら、住宅ローンの負担に生涯悩まされることにもなりかねません。生活にも支障を来したり、家を売却する羽目に陥ったりするリスクもあります。

 

したがって、住宅購入に際しては慎重な資金計画が必要不可欠です。資金計画には、当然住宅ローンの支払いが含まれます。しかしそれ以上に、住宅以外の支出の見通しをつけることがとても重要です。

 

住宅ローンを払い続ける間にも、さまざまなお金が出ていきます。子供の教育費、親の介護費、そしてもちろん保険料・年金・税金……、これらを含めた資金計画を考える必要があるわけです。

 

その他の支出を含めて、住宅ローンの支払いを続けられるか検討します。住宅ローンの完済時期に加えて、いつ借り換えや繰り上げ返済をするのかという支払計画まで織り込んでおくと、いざ住宅を購入した後も安定して支払いを続けやすいと言えるでしょう。