賃貸住宅の初期費用には何がある?

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賃貸住宅に住むと、毎月家賃を支払うことになります。しかし、必要な費用はそれだけではありません。賃貸住宅へ引っ越す場合には、一般に「初期費用」と言われる各種費用がかかってきます。

 

初期費用にはさまざまな種類があり、意外と金額がかかってしまうもの。ここでは、そんな初期費用一覧をご紹介するとともに、大体の費用感をお伝えします。

初期費用の種類は?

初期費用の中には、地域や物件によって金額や名称、条件が異なるものがあるので、あらかじめ確認することが必要が、岩国市では下記が一般的です。

 

「敷金」

退去するときの原状回復に充てられるもので、家賃の1~3カ月分のことが多く、退去時に返却してもらえます。

「前家賃」

前家賃の金額も物件によって異なりますが、当月分の家賃(日割りで計算されます)と、翌月1カ月の家賃をまとめて支払うところが多いです。たとえば、10月10日に入居したとすると、10月10日~31日と11月の家賃を前もって支払うことになります。

「火災保険」

賃貸物件の場合、入居者に加入を義務づけているもので、1万5000円~2万円が相場です。

「仲介手数料」

物件を「仲介」してくれた不動産会社には「仲介手数料」を支払います。仲介手数料の金額は、宅地建物取引業法(宅建法)で家賃の1.08カ月分以内と定められています。

「家賃保証料」

最近は保証人不要で賃貸契約をすることが出来ますが、全く保証人がいない状態で借りられるわけではありません。この場合、保証会社への加入が必須になります。

 

 

費用を抑えるためには、家賃だけでなく、初期費用の条件に着目するべきでしょう。最近では、敷金や礼金、保証金などがない、あるいは安い物件も増えています。「フリーレント」といって、入居後しばらく「無料期間」として家賃の支払いが不要となる物件もありますし、仲介手数料が安い物件もあります。